妊娠中毒症 原因

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妊娠中毒症は意外とまだわからないところが多い

今でも、「妊娠中毒症」の呼び方をするはたくさんいます。

 

ですが、専門家の間では使われなくなりました。2005年に日本産婦人科学会が、「妊娠高血圧症候群」と呼ぶことに決めました。

 

これには、妊娠中毒症に対する研究が進んできたことが反映しています。

 

もし、「中毒」であるのならば、その原因になる毒がなければなりません。ですが、ほとんどの専門家が「そういった毒があるわけではない」と考えています。なので、「妊娠中毒症」の呼び方も改められたのです。

 

妊娠中毒症の原因は?

 

原因としては……

 

妊娠初期に胎盤の血管が異常な形で作られた。そこに無理に血液を通そうとするので、血圧が上がる

 

……とする専門家もいます。

 

ですが、これも仮説の段階にとどまっています。「実際のところ、原因はわからない」というのが正直なところです。

 

単に状況として、「血管が収縮する」というだけです。

 

その結果として……

 

@血圧が上昇する

 

Aむくみがでる

 

B尿にたんぱくが混じる

 

……といった症状が出ます。特に妊娠8カ月以降の後期に見られます。

 

最も問題になるのは、@の血圧上昇です。普段から血圧が高くなるだけではなく、さらに急激に跳ね上がるようなこともあります。

 

もし、血圧が200以上にもなるようであれば、胎児に酸素が行かなくなると共に、お母さんの方も「子癇発作」という痙攣状態になる危険性があります。

 

また、こういった時であっても、胎児への影響を考えて、使う降圧剤も限られます。この面からも予防が大事になります。

 

なりやすい人は……

 

@高血圧、糖尿病、腎臓病などにかかっている人

 

A35歳以上の高齢出産の人

 

Bもともと肥満気味、あるいは妊娠時に急激に太った人

 

C双子の多胎

 

D喫煙者

 

……といった人です。

 

妊娠中毒症のときはどうしたらいい?

 

予防策としては、食事に気をつけて、体重を増やしすぎないこと、塩分を控えめにして血圧を抑えること、適度な運動をすることなどです。

 

食事は具体的には、血管の緊張を和らげるカルシウムやマグネシウム、血液中の塩分濃度を下げるカリウムなどをたくさん取るようにします。

 

体重は、ひんぱんに計るようにしましょう。1週間あたりの体重増が500グラムを超えるようでは要注意です。

 

また、タバコは厳禁です。血管を収縮させるため、高血圧に直結します。また、胎児への血液の流れも悪くなります。