妊娠糖尿病 原因

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妊娠糖尿病は一般の糖尿病とは違います。

 

一般の糖尿病はどんなもの?

 

もし……

 

@空腹時の血糖値が126mg/dl以上
A随時血糖値200mg/dl以上
BHbA1C(JDS・の日本式)6.1パーセント以上
C確実な糖尿病網膜症がある

 

…のうちのひとつでも当てはまるのならば、それは一般的な糖尿病です。

 

これで妊娠しているのならば、「糖尿病合併妊娠」ということになります。妊娠糖尿病よりもさらに重症と考えなければなりません。当然、治療が必要です。

 

妊娠糖尿病はここが違う

 

妊娠糖尿病は、これらの条件に当てはまらず……

 

空腹時血糖値が92〜125mg/dl

 

……などの時にいいます。「糖尿病の一歩手前」と考えていいでしょう。

 

とはいえ、妊娠中という特殊な状況ですので、高い危険性があります。

 

早産、羊水過多、妊娠高血圧症などのリスクが高まります。最悪は胎児が子宮内で死ぬこともあります。

 

また、難産にもなりがちです。というのは、胎児が育ちすぎてしまうのです。促進剤を使って早めに出産するなどの対策が必要になることもあります。

 

妊娠糖尿病の原因はなに?

 

原因としては、なからずしも「普段の食生活が悪い」とか「食べ過ぎ」となるわけではありません。決して太っている人だけがなるものではなく、ヤセ型で妊娠糖尿病という人だっています。

 

妊娠中は「hPL」や「エストロゲン」、「プロゲステロン」といったホルモンが大量に分泌されます。これらが「インシュリン抵抗性」を悪化させます。

 

インシュリンには、血糖値を下げる働きがあります。これの「効きが悪くなる」ということです。

 

それで血糖値が上がってしまうのです。

 

妊婦の12パーセントがかかるとされています。決して珍しい病気ではありません。

 

なってしまった時はどうすればいい?

 

治療方法としては、食事療法や運動療法が一般的です。

 

といっても、普通の糖尿病よりもカロリーや栄養の制限は厳密に行う必要があります。胎児の成長に悪影響を与えるわけにはいかないのです。

 

専門家の指導の下でやるのが大原則です。

 

また、食事療法や運動だけで対処できない時は、インシュリンを処方することもあります。

 

多くの場合、出産し、ホルモン分泌が通常になれば、自然と解消します。

 

ですが、中には高血糖状態が続き、そのまま血液中の血糖が高くなる「2型糖尿病」に移行する人もいます。

 

また、いったん治まっても、中高年になってからの肥満率も高めです。